マイナス印象を与えないために
介護士に対する有効求人倍率は約2.7倍、東京都や名古屋などの大都市に限れば3~4倍となっています。つまり介護業界は求職者一人に対し、常に3件前後の求人が出ている売り手にとって非常に有利な環境です。
これだけ求職者にとって有利な環境なら面接も通りやすいだろうと思うかもしれませんが、誰でも採用されるとは限りません。事前の準備もせずに面接に臨みマイナスの印象を与える発言・行動をすれば、いくら介護士不足に悩む施設でも不採用にするでしょう。
ではどのような発言・行動がマイナスの印象を与えてしまうのでしょうか。まず馴れ馴れしい言葉遣いや態度は採用担当者の心象を悪くします。特に介護施設は60代以上の高齢者を相手にするので、目上の人に対し丁寧な言葉遣いや態度が取れるかは重要なポイントになります。また清潔感のない外見・立ち振舞にも注意が必要です。介護施設は純粋な営利団体ではありませんが、サービス業の側面もあるので清潔感は大切にしています。整っていない髪・ヒゲ・爪やラフな服装は厳禁、また背筋を伸ばさず小声で話すと自信がなさそうに見えるので注意しましょう。
そして転職経験者は前の職場の悪口を言ったり、転職した理由にネガティブな理由を挙げたりするのは避けた方が良いです。例えば人間関係が嫌で辞めたと言えば、また人間関係を理由に辞めてしまうのではと思われかねません。このように比較的通りやすい介護士の面接にも注意点はたくさんあるので、確実に採用されたいなら事前の準備は怠らないようにしましょう。<面接対策に一読の価値あり・・・コツを掴んで面接突破>